豊島学院の教育

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高大連携理科講座

 豊島学院高校・昭和鉄道高校では毎年、大学の先生をお招きし大学と連携した体験授業を行っています。

 近年、放射線は医療をはじめ、農業や工業など多くの分野で利用されています。今回は太古から存在する放射線の性質や利用について、明治大学の小池裕也先生に講義をお願いいたしました。小池先生は多摩川をはじめ、三宅島や伊豆大島などで土壌や河川水における放射性核種を採取し、分析することで地球環境の解析をすすめる研究をされています。

 今回の講義では放射線は宇宙からだけでなく、もっと身近な空気や大地・食べ物からも出ている為、非常に身近な存在であることをお話ししてくださいました。講義の後、霧箱実験と放射線測定の実習を行いました。霧箱実験では放射線が通った飛跡を見ることができ、放射線測定では実験室内で多くの放射線を出しているものは何かなど、生徒はどちらも意欲的に取り組んでいました。実習後の質疑応答も様々な観点の質問があり、放射線に関心を持つ生徒が多数散見されました。

 講義は高校生にもわかりやすい内容になっており、日々の学習内容が大学の研究に通じていることを感じられたと思います。

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